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令和3年 2月 熟年者支援特別委員会-02月08日-09号
令和3年 2月 議会運営委員会−02月08日-04号

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  1. 江戸川区議会 2021-02-08
    令和3年 2月 熟年者支援特別委員会-02月08日-09号


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    令和3年 2月 熟年者支援特別委員会-02月08日-09号令和3年 2月 熟年者支援特別委員会 令和3年2月熟年者支援特別委員会会議録 ●日時 令和3年2月8日(月) ●開会 午前10時00分 ●閉会 午前11時44分 ●場所 第1委員会室出席委員(12人)   竹平 智春 委員長   岩田 将和 副委員長   本西 光枝 委員   齊藤 翼  委員   滝沢 泰子 委員   野﨑  信 委員   中山 隆仁 委員   金井 しげる委員   堀江 創一 委員   伊藤 照子 委員   瀨端  勇 委員
      藤澤 進一 委員 ●欠席委員(0人) ●執行部   森 淳子  福祉部長   天沼 浩  健康部長    外、関係課長 ●事務局    書記 西別府洋太 ●案件   1 案件 「江戸川区熟年しあわせ計画(老人福祉計画)及び第8期介護保険事業計画(案)」   2 執行部報告   (1)民生・児童委員訪問調査票の紛失について(口頭報告)   (2)新型コロナウイルス感染症陽性者のうち自宅療養者を対象とした休日夜間365      日の電話相談体制(医療・介護)の確立   (3)新型コロナウイルス感染者に係る在宅生活確保緊急支援事業ついて   (4)新型コロナウイルスワクチン接種の実施について   3 その他                     (午前10時00分 開会) ○竹平智春 委員長 ただいまから、熟年者支援特別委員会を開会します。  署名委員に、野﨑委員堀江委員、お願いいたします。  本日は、案件の説明にプロジェクターを使用する際、正副委員長席を左右に移動します。したがいまして、委員の皆様には、あらかじめ座席を一つずつずらして着席していただいておりますので、ご了承願います。  では、案件に入ります。  案件は「江戸川区熟年しあわせ計画(老人福祉計画)及び第8期介護保険事業計画(案)」についてとし、執行部より説明を受けます。  なお、質疑については、執行部説明終了後に行いますので、よろしくお願いいたします。  それでは、正副委員長の席を左右に移動します。  執行部は、準備をお願いいたします。 ◎森淳子 福祉部長 皆さん、おはようございます。  今日は熟年しあわせ計画と第8期介護保険事業計画、これについて今回案件にしていただき、本当にありがとうございます。  皆さんもご存じのとおり、熟年しあわせ計画というのは老人保健法に基づきまして、それこそ昭和の時代からつくってきたものでございます。また、第8期になりました介護保険事業計画、これは介護保険が創設された平成12年から3年ごとのローリングということで、そのときから一緒に3年ごとのローリングでつくってまいりました。前回の第7期というのは、地域包括ケアということが、それの強化ということが大変大きな目的になりまして、なごみの家等充実してきたところでございます。  今回、第8期になるに当たって、国のほうが法改正をしております。それは、令和2年6月に地域共生社会の実現のための社会福祉法の一部改正ということでございます。具体的には何かというと、地域の複合化したような、複雑化したようないろいろな支援ニーズについて、包括的な支援体制をつくること。それから、地域の特性に応じて認知症対策介護サービスを実施すること。それから、介護人材の確保、業務効率化の推進など、このようなところが大きなテーマになりました。  また、新型コロナウイルス感染症の拡大、それから大規模災害の発生、このようなものが危惧される中で、感染症や災害への対応力強化ということもうたわれているところです。  それを踏まえまして、昨年度、基礎調査、これは皆さんに前にお示ししたところでございますけども、そのようなものを踏まえまして、2025年、団塊の世代が75歳以上になる、それから2040年、団塊ジュニアが65歳以上になる、その辺の見通しを持った上で、今後3年間の計画をつくることとしたことでございます。  地域共生社会の実現を図るとともに、制度の持続可能性を確保しながら、保健、医療との連携をさらに深めてまいりたいと思っております。そういう中で各施策の方向性や供給量、それから保険料、これからの保険料、これを策定したところでございます。詳しくは白木課長のほうからお話させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 ◎白木雅博 福祉推進課長 恐れ入ります、着座にてこの後は説明させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  まず、最初のスライドでございます。今、部長からお話ありましたとおり、3年に1回の計画策定ということになってございます。これは全国一律でございます。このタイミングで国もそれから都道府県もそれから各区市町村、全て介護保険に関してはということになりますけれども、第8期ということでそれぞれ決められた項目について計画策定を同時に進めていくという状況でございます。  我が江戸川区におきましては、こちらの(1)に書かせていただいた構成メンバーということで、26名の策定委員によって構成された検討委員会、こちらは既に今年度過去3回開かせていただいてございまして、3回の検討内容につきましてはこちらに第1回、第2回、第3回それぞれ書かせていただいてございます。  大きくは、今申し上げましたとおり、全国共通でこの策定の作業をしてございますので、あらかじめ国のほうから基本方針というのが示されております。ですので、我々検討委員会テーマも主にはそこの基本指針で、特に今回の第8期で重点事項として捉えられている課題。例えば、第1回では地域共生社会の実現に向けた取組みですとか、それから、在宅医療在宅介護のさらなる連携。それから、介護人材の確保をどうするのか。それから、第3回でいえば、認知症大綱を踏まえた認知症の施策をさらに推進していくことであったり、今回はコロナとか風水害ございますので、災害認知症の対策、こういったものも盛り込む必要があるだろうということが国からも示されておりまして、それに基づきまして、江戸川区の策定委員会でもこれらの内容についてこれまで検討してきたという状況でございます。  計画内容は、前半部分は、本編もそうなんですけれども、現状そういうことで、もろもろの基礎調査等を決めるもの、それから、江戸川区では昨年、人口推計を出させていただいてございますけれども、そういった推計等を根拠として前半部分でいろいろな表を決めさせていただいている中のこれは一つでございまして、これは高齢化率の推移、推計ということでございます。ちょっと分かりづらくて恐縮なんですけど、一番上の四角で折れ線グラフできておるのが、こちらが国レベルの、国の高齢化率の現状とそれから推計。それから、真ん中の途中までしか出てないので、真ん中途中になっておりますけれども、真ん中が東京都全体の推計、一番下の丸が江戸川区の推計ということになってございます。  これは2015年から始まります2100年までの推計ということで、2100年まで出ているのは国とそれから江戸川区でございますけれども、大体2020年ぐらいで見ていただくと、国のほうが大体27%ぐらい高齢化率ですかね、それから、東京都は23%ぐらい。我が江戸川区はといいますと21%いくか、いかないかぐらいの高齢化率ということで、今後、この折れ線に従って推計していくということで。あと、この時期は2040年ぐらいまではやや右肩上がりの傾向もありますけど、それ以降は横ばいというか、落ち着いてくるというような推計が国と江戸川区については示されているというような状況でございます。  ここに具体的には書いてないんですけれども、この高齢化はなんで問題かということなんですが、これはこの後出てくる2040年の問題ともリンクするんですけど、要は高齢者が増えるだけであればまだあれなんですが、同時にこの高齢者を支える働き世代というんでしょうか、そういう働き手、担い手の方々が実は国によると2050年ぐらいから急激に減っていってしまう。2040年ぐらいからもその傾向は見えるようなんですけども、今後はその高齢者は増えていく、逆にそういう働き手、若年者世代20歳から64歳ぐらいの世代が実は減っていく傾向にいってしまうというところが大きな問題として取り上げられているところでございます。  よく言われる、肩車とか、胴上げとかいう話なんですけども、1962年、約60年前はこの65歳以上の高齢者の方を働き世代9.1人で支えていたということなんですね。その時代を胴上げ型と言うらしいんですけども、それが大体60年前、昭和の時代です。それが、最近のこの統計が始まった2015年で言いますと、これは国レベルですけども、65歳以上1人に対して2.4人働き手ということで、ちょっともう崩れてはいますが一応騎馬戦型と呼ばれていた時代です。これが今崩れつつあるという状況でございまして、先ほど申し上げた2050年ぐらいになりますと、65歳以上1人を1.3人で支える肩車型という形の構造になってきてしまうというのが、今、推計として出ておりまして、それに対してどうしていこうかというところが今後の2040年以降の課題というように言われておるところでございます。  こちらの年齢の区分の推計値でございますけれども、こちらは江戸川区のみの3区分、若年、高齢、年少の3区分を棒グラフと折れ線、折れ線グラフ高齢化率ということで示させていただいた、ごめんなさい、折れ線は一人当たり65歳以上を支える若年世代の分布図ということになってございます。  国では、2050年以降、その肩車型になってしまうという予想が立てられておるところでございますが、江戸川区に関して言うと、まだ2050年時点では2.25人、65歳以上1人に対して2.25ということで、騎馬はちょっと肩車まではいかないというような状況になってございまして、先ほどの高齢化の推計でもありましたけど、それ以降はやや横ばいの状況が続くということで、江戸川区自体で言いますと2100年においても辛うじて65歳以上1人に対して2.17ということで、2人は支え手がいるというような推計が今されておるところでございます。  ただ、そうは言いつつも、やはり江戸川区においても、江戸川区は2060年ぐらいだと思うんですけども、働き手の世代が急激に減ってくるという局面を迎えることになりますので、今現在も介護人材の確保というような問題は出ておりますけれども、より一層そういった介護人材の確保等、人を確保するという、労働力を確保するというところが課題になってくるのが今後の課題ということでございます。  続きまして、こちらは人口ではなく、今度は介護認定認定率の推移を江戸川区としての介護認定の数、認定率の推計ということでございます。細かく、要支援1から要介護5まで棒グラフのほうは細かく区分しておるところでございます。  やはり、先ほど高齢者も増えてくるというお話をさせていただいておりますけれども、介護の認定者はやはりそれに伴いまして、数、率とも今後も右肩上がりで伸びてくるであろうというのが、この認定率のところの推計値でございます。  ちなみに一番端のゴールは令和22年ということで、これは2040年です。その隣が令和7年ですから、2025年ということで、まさに一般的に2025年問題、2040年問題というふうに言われますけれども、それらの年代でこういった形でということの推計を出させていただいた、そういう表でございます。  ちなみに江戸川区のこの認定率でいいますと、認定者認定率は増えるんですが、要支援1から要介護2までの比較的介護度の低い方が65%ぐらいを占めるという傾向がずっと続きますので、そこが一つの特徴になるのかなというふうには考えているところでございます。  次は、これは7期でも既にお示しさせていただいておりまして、先ほどの表のお話もありましたが、地域共生社会の実現ということで、江戸川区は7期からこの地域共生社会の実現のための拠点として、なごみの家を今後設置していきますよということをお話させていただいた中で、なごみの家は日常生活圏域ごとにつくっていきますという方針を出してございますが、この基になる日常生活圏域を決めさせていただいたものでございまして、江戸川区としては15地区に分かれて日常生活圏域を設定してございます。  この日常生活圏域を設定するという考えはオリジナルではなくて、介護保険計画、国のほうから示された方針でございます。そこになごみの家を置くというのは区のオリジナルの施策ではございますけども、江戸川区は15の日常生活圏域を設定させていただいておるということでございます。  この中でもやはり設定してみますと、高齢化率、先ほど言った65歳以上の人口のところが、地域にこの圏域によってもやはりばらつきがございまして、この2番、小岩圏域と書かれたところは高齢化率が24.85と、やっぱり15地区の中で一番高齢化率が進んでいるという状況がございます。  ちなみにで言いますと、2番目がこの小松川平井圏域で24.68、3番目はまた小岩に戻ってきますけれども、北小岩地域ということで24.28ということで、その後は松江北が24.11、あと意外なんですけど、葛西南部も5番目23.45ということなんですね、高齢化率が進んでいるところがあるということで、片方でいくと、15.78みたいな形で、高齢化率でもやはり圏域ごとで設定しますとばらつきが見られるという特徴がございます。  こちらは計画の考え方ということでございます。今回、8期とそれからそれに伴う熟年しあわせ計画、先ほど国のルールで3年ごとで、全国一律でやるという流れがありますので、どうしても計画策定を遅くするとか延ばすことができなかったものですからあれなんですが、区全体としては皆さんご承知のとおり、来年度、共生社会の条例ですとかビジョンという計画策定が予定されてございます。また、今回の熟年しあわせ計画ですとか、8期の介護保険計画は、それに先行した形で計画策定せざるを得ないというような状況がございますが、ただ、この表で示したとおり、もともと7期でも江戸川区としては地域共生ということは訴えさせていただいてございますし、またさらにそれを国が今回後押しする形で推進せよというようなお話がございますので、当然、その地域共生という考え方を入れた計画策定ということを目指させていただいて、今、策定しているところでございます。  いよいよ、計画の具体の構成でございます。こちらが実際の計画の構成図になってございますけれども、先ほど森部長からもお話があった二つの計画を合わせて、このように大きく4部構成になってございます。第1部では総論ということで、計画の目的ですとか理念というもの書かせていただきまして、第2部では、今、少しずつですけども表を見ていただいた区の現状と課題ということで、いろいろな推計値等々ご紹介させていただくとともに、実際の介護保険サービスのいろいろな実績とそれから今後の見込みというようなことを第2部では触れさせていただいてございます。それから、第3部では、江戸川区としてはよりここは強調するということで、地域共生社会の実現に向けてという、特設ページの一つの部ですね、第3部としてつくらせていただいてございます。それらの項目を受けて、第4部ではそれぞれ熟年しあわせ計画、介護保険事業計画の具体の施策の展開、こちらを記載させていただいていると、主にはこのような構成で今回の計画が成り立っておるところでございます。  こちらは、前回もなごみの家、7期からはより触れさせていただいてございますけれども、今回、策定委員会をやる中で、策定委員の方々から、よりこのなごみの家がどういったものなのかが図式化、前もちょっと図というのは出させていただいていたんですけども、ちょっとその表だとまだ分かりづらいねというようなご意見もいただいたところでございまして、細かくて皆様に見づらいかもしれないんですけれども、今回改めて第8期では考え方を変えたということではないんですけども、よりなごみの家の性質が分かるような形のご提案を受けた図式もこのような形で入れさせていただいておるいうところでございます。  次は、先ほど4部構成で言いました主に3部、4部に関わる部分でございます。具体的な施策ということでございます。施策、大きな全体のテーマとしては、誰もが安心して自分らしく暮らし続けるためにということを大きなテーマにさせていただきまして、その中で地域共生社会を構築して、さらにすこやかで安心に皆さんに暮らしていただける、そういった町を実現するために区民、それから地域団体、組織、企業等とも連携しながら下に書いてございます五つの施策をこの3年間で取り組んでまいりたいという構成になってございます。  まず、具体的に読み上げますと、一つは、生きがいに満ちた地域づくりを行う。二つ目としては、生涯現役で活躍していただく、そういう健康づくりをしていきたい。それから、3番目はこれ何よりも重要ですが、安心と信頼のおけるサービス、そういったものを構築してまいりたい。それから、4番目としましては、みんなにやさしいまちづくり。さらには、5番目としまして、生活を支える体制づくり。この五つを施策の柱としてそれぞれ具体的に取り組んでまいりたいという構成になってございます。  ここからは、その具体的にはどういうことを実際計画の中では触れているのかという部分でございます。こちら、生きがいに満ちた地域づくりということで、こちらでは社会参加ですとか、支え合い・助け合いの地域づくりというのがメインのテーマとなってございます。  さらには、重点施策としまして、生きがい施策をさらに充実・推進してまいりたいということでございまして、具体的にはくすのきクラブですとかくすのきカルチャー、それから総合人生大学、あるいはボランティアセンター、あるいはボランティアセンターに限らず、諸々のボランティア活動、こういった事業、施策をそれぞれ記載させていただいておるところでございます。  続きまして、二つ目です。生涯現役の健康づくりということでございます。こちらには、健康づくりへの意識向上、それから健康寿命を延伸していくということをメインテーマとさせていただいて展開をさせていただいてございます。  主に、重点施策といたしまして、介護予防健康づくり施策の推進ということで、介護認定率とか上昇傾向にあるそういったことに関して、先ほど申し上げましたけれど、軽度の方が大体65%ぐらい含まれていると。まだまだ回復の余地があると言いますか、重症化する手前の方々が多いというところに着目いたしまして、具体的にはフレイル予防ですとか、健診受診率の向上を上げることによって、早期にアプローチできる。さらにはアプローチするとともに具体の施策を実行するようにご本人を誘導していけるような、そういった施策の展開をしてまいりたいというところがこちらでございます。  続きまして、三つ目でございます。安心と信頼のサービスづくりということでございまして、こちら主に基盤整備介護基盤の整備ですね、この強化による安心と希望のある地域づくりということをメインテーマに章を構成してございます。  重点施策、こちら結構幾つかございまして、一つは介護人材の確保ということで、これは国からも重点事項として言われているところでございます。具体には、初任者研修受講費用の助成をさらに拡大していくことですとか、そういったものを含めて、人材を何とか確保してまいりたいというところと、人材確保定着奨励金の事業を実施することで、介護職員の方の育成、それから定着支援にも結びつけたい。さらには、介護の担い手研修、これを積極的に実施していくことで、さらに介護に携わる、介護職ということに携わる方々の人材の裾野を広げてまいりたいというようなことでございます。  また、2025年、先ほど来申し上げました2025年、2040年を見据えたサービス基盤の整備ということで、今回の8期では改めて特養の整備方針というようなものも、後ほどちょっと触れますけども、入れさせていただいておるというところでございます。  それから、介護保険事業適正化ということで、適正化に向けたケアプラン等の点検、こういった事業も行うことによって、安心と信頼のサービスづくりを推進してまいりたいというところでございます。  四つ目の施策でございます。みんなにやさしいまちづくりということで、メインのテーマといたしましては、安心して住み続けられる住まいの確保ということをメインテーマに据えてございます。  重点政策といたしましては、住まいに対する相談・情報提供ということで、具体の施策としては、住宅確保の要配慮者、こういった方々を救済すべく関係団体との連携を強化するという取組みで居住支援協議会のことですとか、あとは住まいを次に災害時どうするかという部分で福祉避難所の充実ということでございまして、災害時の協定を結ぶ福祉避難所をさらに数を増やして拡大してまいりたいというような内容です。あとはここには重点施策には書いてございませんけども、各種公共施設ですとか住宅のバリアフリー化の推進、こういったものがこちらの4の取組みでは触れられているところでございます。  次に、五つ目です。生活を支える体制づくりということでございます。こちらでは在宅療養を支える医療と介護の連携を推進してまいりたいということをメインテーマにしてございます。  重点施策といたしましては、医療と介護の連携ということで、連携の推進協議会や研修を一層充実してまいりたいということですとか、あとは、最近非常に増えてございますけども、判断能力の低下した方ということで、成年後見各種支援も充実してまいりたい。さらには、おひとり様支援事業というのを社協のほうで担わせていただいてございますけれども、こちらもいろいろと制度の運用等を変えることで、さらに利用者を増やしてまいりたいというふうに考えてございます。  それから、メインテーマでございます地域共生社会の実現ということで、なごみの家や熟年相談室を中心とした重層的な支援というのをさらに進めてまいりますということと、それから最後に認知症の関係、早期発見ですとか、診断・対応の仕組みづくりを推進してまいりたいということが五つ目の生活を支える体制づくりで触れられておるところでございます。  以上が内容の主な雑駁ではございますけれども、触れられている項目でございます。さらに介護保険計画部分では、その各種サービスの現状といいますか、分析というのも触れさせていただいているところでございまして、こちらについては、介護保険給付費財源構成、8期についてはこのような形でということになってございます。  大きく4種類ある中でも、三つについては細かく書いてあって見づらいんですけれども、保険料とそれから公費負担がそれぞれ半々、50%ずつという財源構成となってございます。包括支援事業任意事業費だけが保険料が23%で公費負担が77%というような財源負担になってございます。  一番いろいろと注目されるところでございますが、8期に向けた保険料でございます。今回、給付費及び保険料の見込額として、要因としましてはこちらに書かせていただいてございますが、やはり、高齢者が増えている。それに伴いまして、特養ですとか介護保険の施設の整備も行っているということで、これらがあると保険料も当然増えていくということでございます。さらには、これは全国一律の動きとして、介護報酬の改定がプラス0.7%報酬改定ということで、やはりこれも増要因ということで、この上の三つはそれぞれ保険料が増える要因ということでございます。こちらに書かせていただいた介護給付費準備基金の活用ということで、保険料を定める際にこれまで積み立てております準備の基金の活用というのも併せてそれぞれ自治体が判断するところでございまして、今回、江戸川区においてはここに書かせていただいた31億6,000万円の基金の取り崩し、それから投入というのを考えておるところでございます。これは、要は保険料減額の、減らすほうの要素になる部分でございます。  それぞれの要素を鑑みた結果、8期の介護保険料の見込額でございますが、令和3年から5年までの間の3年間、1,493億ということで、保険料の基準見込額は月額5,900円。今、7期が5,400円ということになっていますので、7期より500円増えた5,900円ということが、今、想定されている保険料ということでございます。  これもちょっと細かい表なんですけれども、保険料算出に当たっては、やはり主に低所得の方々への配慮というような部分も考えさせていただいておるところでございまして、7期までについては段階でいうと15段階までということだったんですが、さらに今回8期を保険料定めるに当たりましては16段階と新たな段階を示しまして、合計所得が3,000万円以上の方を新たに15から独立させて16段階として段階を設定させていただいているというところでございます。さらには、10段階から15段階の方々の保険料率は若干引上げをさせていただいたというようなところも行っておるところでございます。  そういった形で、それぞれ所得に応じた保険料率を調整させていただいた上で保険料のほうを想定させていただいて、先ほどの月額で言うところの5,900円というのが導き出されているというような状況でございます。  それから、こちらはもう一つ、これは8期、江戸川オリジナルと言っては何ですけども、今まで7期までにはなかった特別養護老人ホームの整備計画というようなものも今回ページを割いて、触れさせていただいてございます。これ、何かといいますと、今現在、大体900人ぐらい区内では特養の待機者がいらっしゃいます。ただ、施設の方々からも、どの施設からも聞くことなんですけど、数年前に比べて900人待機者の方々の緊迫感というか緊急性みたいなものが大分現場感覚として薄まってきている、というのは、空きましたよというふうにご案内しても以前であればすぐ明日にでもという形でお返事いただいた方が、今はお電話してもちょっといろいろ検討させてくださいということで、すぐに入る方も中にはいらっしゃるみたいなんですけども、往々にしてちょっと考えたいとか、保留したいというような回答が非常に多くなったというような意見が現場から出てございます。  ここには、すみません、今回ご用意できなかったんです、計画のほうには出ているんですけれども、特に後期高齢者と呼ばれる75歳以上の人口で見ましても、これ江戸川区の特徴なのかもしれませんが、江戸川区に関しては、今後2040年までの20年ぐらいの中期的に見ますと、いっとき2030年ぐらい、その辺で一回75歳以上増えるんですけれども、その後また10年間ぐらいは徐々に徐々に75歳以上人口が減って、結局20年後には今の2020年とほぼ同数になっていくというような、そういった推計が出されております。ということはどういうことかといいますと、その後また増えたり減ったりとあるんですけども、中期的に見た場合、増えたところをピークにしてしまうと、要は待機者になるべきような方々が減っていくという傾向が出るという推計が出ておるところから、また、2100年まではまたちょっと違うんですけれども、今後20年ぐらいについてはある程度ピークと底ということを意識して整備計画を進めていかなきゃいけないんじゃないかということでございまして、実際の計画の中ではその推計値も示しながら、さらにその900人に関しても優先度がいろいろありますので、そういった優先度の中で実際900人と言っていますけど、そのうちのこのぐらいが優先度じゃないでしょうかねというのを具体的に決めさせていただいて、整備としてはピーク、一番多いときを見るんではなくて、底になる部分と、今現状とイコールになるんですけれども、そこを考えて、今、実際にある特養では足りない定員ということを割り出した結果、ここに書かせていただいていますけど、大体あと330床を新たに建てていく必要があるんじゃないかというのを区としてこの8期計画においては結論づけさせていただいておるところでございまして、この330を埋めるべく、今後8期の中で、今まで公募ということは言ってなかったんですけども、特養整備を希望される方を公募によって段階的、計画的に整備を進めていくと、一定程度コントロールをさせていただきながら整備を進めてまいりたいという方針を今回の8期計画で出しておるというところでございます。  こちらが、今回、江戸川区としてのある意味特徴というか、独自の取組みということになってございます。  計画策定のスケジュールということでございます。今日、皆さんにもお話をさせていただいて、ちょっとすみません、パブコメ用の最終的に出来上がった冊子がまだ間に合ってなかったので、お手元に届けることはできなかったんですけれども、2月15日、来週から3月1日までの2週間、案という形で全ページをホームページですとかあるいは冊子自体も各区内の公共施設なんかにも置かせていただいて、パブコメを2週間実施する予定でございます。  それを受けまして、3月の上旬に第5回目の検討委員会を開いて、その上で今年の4月から新たな8期計画をスタートさせていただくというような、このようなスケジュールで、今、考えておるところでございます。  すみません、大変雑駁な説明でございましたが、私からの説明は以上でございます。ありがとうございました。 ○竹平智春 委員長 ただいま説明いただきました。ここで何かご質問があればということで、お聞きしたいと思います。  ご質問のある方、ございますでしょうか。 ◆伊藤照子 委員 まず、高齢化率のところで、グラフがあるんですけれども、2015年の数字が出ているんですが、2020年の江戸川区の高齢化率というのは出ているんですか。 ◎白木雅博 福祉推進課長 先ほどのケースだと、大体21%ぐらい、20.何%なので、約21%というふうな数字でございます。 ◆伊藤照子 委員 分かりました。あと、その3ページ後の生活圏域と特性のところに出ている高齢化率というのは、これは何年のものなんですか。何年度分の高齢化率なんですか。地域ごとの高齢化率。 ◎白木雅博 福祉推進課長 これも全体の高齢化率、去年、都市戦略のほうで人口推計出していただいていると思うんですけれども、基本的にはそれをメッシュごとに分けてやったやつで、去年その江戸川区が公表した人口推計レベルでの数値ということでございます。 ◆伊藤照子 委員 それは何年の分で出してありますか。去年の分なのか、2019年度分で出しているのか。 ◎白木雅博 福祉推進課長 去年公表していますので、調べたのはさらに前ですから、2019年とか18年の数値を使っているんじゃないかなというふうに思います。 ◆伊藤照子 委員 ちょっとこれはっきり出ているから、多分、2020年ではないだろうなと思ったんですけど、全体の高齢化率とこの地域ごとの高齢化率が同じ年度のものじゃないと比較できないなと思って聞かせていただきました。  はっきり分かったら教えてください。 ◎白木雅博 福祉推進課長 同じ推計を使っているのは間違いない。おっしゃるとおり、違うのをそれぞれ出しちゃうとばらばらになっちゃうんで、さっきの全体の推計もそれからこの日常生活圏域も、都市戦略が出した推計値を基に構成させていただいております。同じ年度を使った、同じレベルでの推計値ですとか実績値を出させていただいているという状況でございます。 ◆伊藤照子 委員 じゃあ、ここにあれですね、江戸川区全体の高齢化率を日常圏域というところに出してもらうと、何かこう全体で高齢化率は基準何%でというのが分かるかなと、ちょっとそれは思いました。 ◎白木雅博 福祉推進課長 本編のほうで、ちなみにそれが全体のやつを触れられているところあるんですけれども、すみません。 ◆伊藤照子 委員 もう一点、先ほど、特養の入所の待機者の話があったんですけど、空きましたよというご連絡が行ってもすぐにお願いしますというような状況じゃないとおっしゃったんですけど、私たち身近でお話聞いている方はすぐにでもという方が多いんですけれども、その理由、介護度3以上だと思うんですけど今の待機者は、その理由については現場の声等聞いてどういったことがその理由がというのを把握等捉えてらっしゃいますか。 ◎白木雅博 福祉推進課長 現場の声ということでいうと、皆さん一律におっしゃるのは、もう待機者という数に惑わされがちなんだけれども、一定程度もう充足しているという言い方を現場の方々はおっしゃいます。要は、今の定員でもそれなりにほかの地域密着ですとか別の在宅サービスですとかそういったものも充実してきている中で、一定程度、今の江戸川区の高齢化ですとか介護認定者数に対して、今の特養数がもう現場の意見ということですけれども、もう満たされているという言い方を往々にして現場の方々はされています。 ◆伊藤照子 委員 分かりましたという感じじゃないですけど、やっぱり、本当にいっぱい待機者がいるところとそうでないところもあるかもしれないですし、その人の状況によって、一番適した介護サービスは何かという問題もあるし、家族の問題とかいろんな問題があって、すぐにということではないと思うんですけども、ということでこのこれからの計画というのが立てられたのかなということですね。江戸川区総体の介護資源についてやっぱり考えていかないといけないなと今すごく思いますので、この計画の中で現場というか現実に即した方向性になっていただけるといいなと思います。 ◎白木雅博 福祉推進課長 先ほどの私の説明では、現場の意見を受けてあれを決めちゃったというふうに聞こえていたんだとしたらそうではなくて、あくまでも人口推計を見ながら、必要であろうところの推計をさせていただいた上で江戸川区として計画を立てたというふうに、現場の意見は一つの参考にはしておりますけれども、330という数字を出すに当たっては推計値を用いさせていただいて分析したということでございます。
    竹平智春 委員長 ほかに何かありますか。 ◆本西光枝 委員 特養のその整備計画についてなんですけども、現場の意見はそういった声があるということをお聞きしたところなんですけども、一方で、すぐに入所したいという方もやはりいらっしゃるかと思うんですね。その場合は区外の施設に入所をされている方もいらっしゃるのかなと思っていまして、そこら辺の数というのは把握してらっしゃるんでしょうか。 ◎坂本崇一郎 介護保険課長 区外の特養という考え方ではないですけれども、住所地特例といって、よその施設入られてる方の数は大体1,000人ぐらいいらっしゃると考えてすます。1,000人が全員特養ではなくて、有料老人ホームだとか、各種の施設に入っているということかなと思いますけれども、特養についても区外ないしは県外、都外というんですか、施設に入られている方も一定数いらっしゃるというふうには考えております。 ◆本西光枝 委員 その住所地特例で入っている方というのは、近年増えているのか、それとも平行線なのか、そこら辺も分かったら教えてください。 ◎坂本崇一郎 介護保険課長 今はすみません、手元に正確な数字はありませんが、何となく少しずつ増えているのかなという気持ちは持っております。 ◆本西光枝 委員 分かりました。やはり、区内で入りたいという方はいらっしゃると思うので、今回、計画をもっていくということですのでよろしくお願いします。 ○竹平智春 委員長 ほかにございますか。 ◆瀨端勇 委員 一つは、特養の部分もあるんですけど、保険料の見込額ということで、介護給付費の準備基金31億6,000万円活用されたということなんですけども、準備基金全体としてどれぐらいの準備基金のうち、31億活用されたのかというのを、残りがあるのかないのかということと、ちょっとまだ分からないかもしれないけれども、やっぱり第8期の基準保険料、これ23区の中でどれぐらいの位置になるのかなというところが分かれば教えていただければということと。  それから、新たに介護保険料の段階、第16段階ですか、新設をされて、10段階から15段階の比較的高額な所得の方の料率を引き上げたというお話だったと思うんですけれども、料率というのはどれぐらい引き上げられたのかということと、こういう新たな段階で低所得者への影響というか、そういう値上げの影響というのはどの程度緩和されるのか。もし分かったら教えていただければと思います。 ◎坂本崇一郎 介護保険課長 まず、基金全体の枠ですけども、36億と少しというふうになってございまして、この31億という投入額については、これ以上投入できない金額、これ以上投入しても100円単位で決めているものですから、100円が下がらないという意味合いですけれども、限界まで投入した金額でございます。  それから、23区内の順位については、まだほかの区が全部決まっておりませんので、今のところは把握できておりませんが、下のほうというんでしょうか、安いほうの順位であることは間違いないかとは思います。  それから、16段階の新設等々についてでございますけれども、それぞれ段階ごとにうまく言うとあれなんですけれども、例えば一番下10段階でいきますと1.90倍だったものを1.95倍ということで、0.05ポイント上げておりますけれども、順次その上の11段階は0.1ポイント、12段階は0.15ポイント、13段階が0.2ポイント、14段階が0.25ポイント、15段階が0.3ポイントというような形で上げていきまして、最後の16段階が3.6倍という形で設定をしております。こうした設定をしたことによって、基準額としては100円までは下がらないんですけども、数十円押し下げる効果があったというふうに考えております。 ◆瀨端勇 委員 分かりました。保険料はかなり努力していただいて、値上げを押さえるという形で頑張っていただいたんだなということは分かるんですけど、ちょっと高いせいかもしれないけど、世田谷区なんかはちょっと保険料、逆にコロナのということもあって、幾らかでも下げると、基準保険料を下げるというような、そういう方針を取っている区もあるというふうにお聞きしました。可能な限りは努力を尽くしていただきたいなと私は思います。  それから、特養ホームなんですけど、先ほどのお話で大体分かったんですけど、人口推計で、そういったあと330床ということですか。これは、今、予定されているそれぞれ180床とか115床ですか、これらを建てた上であと330床というところなのかなと思うんですけど、そういうような計画とした場合の特養の整備率とかその辺がどうなのかなということと、これは私たちも地域ごとに特養ホームの、特養ホームは入所は広域ですから、江戸川区内にあれば区内どこでも申し込むことはできるんだけども、やっぱり地元に特養ホームというか福祉の拠点的な熟年相談室も待たされていますし、いろいろな意味で地域の過不足というか、そういうことも私たちもずっと、私なんかは検討を求めてきたんですけど、そういう地域的なことについての検討というかそういうことはないのか、あるのか。そういう点ちょっと教えていただければと思います。 ◎白木雅博 福祉推進課長 整備率の問題、これまでも何度かやり取りさせていただいてございますけれども、住基上65歳以上の方々の人数を母数にしておるという性格がございますので、一概にその整備したからそれが反映するというような内容というものにはなってないのかなというふうに思いますので、ちょっと整備率についてどうするかというところはお答えできないかなというふうに思います。  二つ目の地域バランスにつきましては、おっしゃるとおり区内全域というのがあるのであれなんですけど、ただ、例えば既存の特養の隣にできちゃうとか、そういったところは一定程度配慮する必要があるのかなというふうには考えておるところでございます。ただ、いずれにしても公募ということで、今後その公募の要綱等もまた決まり次第お示しをさせていただきたいなというふうに考えておるところでございます。 ◆瀨端勇 委員 23区内の特養ホームの建設の一つの指標として整備率ということもよく予特決特の資料でも頂きますけど、そういうこともあるので、ぜひ一つの目安としては捉えていただければというのと、それと申し上げてきていますように、小松川平井地域には50床のウエル江戸川という特養が1か所、小岩の地域でも北部地域は高齢者率が高いんだけどもどうなのかなという声も特養ホームの増設を求める声なんかもあると思います。そういう地域的なバランスもお考えのようですけども、ぜひそうした要望を考慮に入れて公募を図っていただければと要望したいと思います。 ○竹平智春 委員長 ほかにございますか。 ◆滝沢泰子 委員 今日はご説明をどうもありがとうございます。  感想と意見ということになるんですけど、この資料で1か所気になったことがあるので申し上げたいんですが、6ページ目の共生社会の実現に向けた区のビジョンというところなんですが、これ、江戸川区役所の都市戦略課の方にも以前、別の資料のことでお願いしたことがあるんですが、(仮称)共生社会推進条例というところの表記が令和3年中施行予定となっているんですけれども、これ、たしか江戸川区議会の令和3年第2回定例会に区長が提案される予定ということで今のところお聞きしておりますので、施行というのは、施行は決まってないから施行予定と書いてある配慮は分かるんですけれども、より区民の皆さんに正確に理解していただくという点では、例えば江戸川区議会令和3年第2回定例会に提案予定といったような書き方に、厳密に、より正確にしていただけるほうがよいのではないかなというふうに思います。二元代表制ということをきちんと理解していただけるような資料を心がけていただきたいということをお願いをいたします。  それから、今日の説明には出てこなかったところなんですが、江戸川区のこの計画の中には高齢者虐待の取組みということも取り組んでいただいているということで、本編の江戸川区熟年しあわせ計画及び第8期介護保険事業計画結果まとめを拝見して載っているので、それに対する体制ということでの一つの提案なんですけれども、高齢者虐待というのは法律の理念としても虐待の加害者に当たる方を支援するということを大切にしている法律であって、取組みというふうに認識をしています。江戸川区が非常にそういった困難家庭にも、被虐待者の救援ということにも取り組んでいただいている中で、この加害者の人にどう関わっていくかというところで、いわゆる分離と言われるような施設に保護をするとか、一旦距離を取って安全を確保するというようなやり方とかをされて、いろいろな調整をして元にいた例えば在宅での生活の条件を整えていくというようなこともやってらっしゃる場合もあると思うのですが、これ区役所の方々のいわゆる分離という別れ別れにするということと、加害者の家庭の調整、加害者の支援ということ、法でも位置づけられているような、虐待してしまう加害者の支援というとちょっと言い方おかしいですけど、その虐待をしてしまっている人にも寄り添うという、どうしてそうなってしまったのか寄り添うという視点とそういう分離という権力的な行使と、両方のことを江戸川区役所の例えば同じ一人の人がやってしまうと、その支援を受ける側からするとちょっとどういう態度を取っていいか分からないみたいな面が出てくるかと思うんですね。これ、一つの案ですけれども、このあくまでも分離という措置を権力的に取る立場の人と、支援ということでその虐待をしてしまっているという人に寄り添うという役割の人を高齢者虐待の対策の中で分けていって接していくような、分離と支援を分けるというようなことで取り組んでいくような体制というほうも考えていただくと、ちょっともしかしたら区役所なり支援機関の人もやりやすい面があるのかなと。そういったようないろいろな役割分担というのは既に今、現場で行われているのかもしれないですけれども、一つの考え方として検討していっていただけたらいいなということのお願いです。  それから、なごみの家についてなんですが、これちょっと今回のような高齢者福祉のところで言うことが適当かはあれなんですが、地域共生社会の実現の中での重要な位置づけの施設ということで、高齢者の方向けのプログラムとかもいろいろやっていただいていて利用もされていますが、もともとのなごみの家の理念にあるような、高齢者に限らずいろいろな方が使っていただける施設ということで設置をしていただいているので、例えば今後、保育士さんとかのような子どもに関わる専門職の資格の人も増員するとか、そのちょっとなごみの家の総合性というのを地域の中で居場所としての機能というのを高めるということで、ちょっと職員の人たちの配置も、保育士を置くということは当然その予算もかかることになりますけれども、少し広げていただいて、実際には徒歩圏の中で使っていく子どもさんだとか小さいお子さんがいらっしゃる方というのも一緒に使いやすくするような施設にもしていっていただくといいかなということを思っています。これはちょっと希望として言わせていただきます。 ◎白木雅博 福祉推進課長 ご意見ということで簡単に。一つ目の記載の方法については担当部署とよくお話して、可能であれば反映してまいりたいというふうに思っております。  あと、虐待の件は坂本のほうから。それから、なごみの件につきましては、委員さんおっしゃるとおり、ちょっとお金かかる部分なのであれなんですけど、ただ、ご意見としては承って、何とか工夫ができないかどうかは検討してまいりたいというふうに思っております。 ◎坂本崇一郎 介護保険課長 虐待の件については、ご指摘のとおり、虐待者というより擁護者という言い方をしていますけども、擁護者支援を重要に考えております。役割分担としては区役所がその分離という強権的なことをして、熟年相談室要望者支援だとか柔らかい支援については取っていくということで、既に分業させていただいているところでございます。 ◆藤澤進一 委員 まず、行き届いた分かりやすいご説明いただいて、大変勉強になりました。  その上で、そこにも書いてありますけれど、江戸川区はかつてから目指す街づくり、熟年、あるいは長寿社会における理念として、誰もが安心して自分らしく暮らせる街、これ例えば今で言えばなごみの家であると思いますけれども、これ質問とか意見というよりも要望として今日とどめたいと思いますけれども、例えばこの先ほどグラフ生活圏域におけるこの特性で人口の比率と高齢化率というのを見たときに、小岩を中心に縦に長い江戸川区、本当に全体にわたって高齢化が進んでいるということが1から5番目までの地域を確認しただけでも確かにこれ全体の問題であるということがよく分かりました。  それで、江戸川区はもともと高齢化、元気な熟年というところに施策のかなり軸足を置いて、もう本当に昭和40年代から様々な施策展開がなされて、例えばくすのきクラブもそうだし、くすのきカルチャーセンターもそうだったり、リズム運動もそうだし、近年で言えばもちろんなごみもありますけれども、総合人生大学もそうですよね。私が一つ気になっているのは、何度も言いますけど高齢化率がもう年々こういうふうに上がっていく中で、それぞれの活動の基軸・基盤となってきたクラブ、例えばくすのきクラブ、頭に入っている数字だともう1年前ぐらいになると思いますけど今195クラブあって、1万5,358人が一応会員登録されていると。でも、これくすのきクラブというのは町会、自治会と違ってダブりとか地域を乗り越えての登録可能ですから、実数でいけば僕はクラブ数は実数なんでしょうけど、会員実数とまた違う数字があるかと思うんですね。それで、私が知っている限り、聞いた限りではくすのきカルチャーとか、あるいはそういったくすのきクラブ自体ももちろんそうですけど、カルチャーであったり総合人生大学であったりとか、いろいろなところの利用率が落ちているというのが非常に僕は問題だなというふうに思います。一方では、こういうふうに今日ご説明にここにあるように、いろいろな制度があえて特養だ云々だということは触れませんけども、いろいろな制度が江戸川区として健康長寿というと非常に大事な社会福祉性を帯びた問題、テーマに対しての江戸川区はそれもう重層的な取組みは非常に高く評価しますけど、だけど現実問題としてそこに参加してもらわなければ幾ら施設があって幾ら制度があって幾らそういうシステムが充実していても、Aさんが1、2、3、4利用しているようじゃ1なんですよね。やっぱりそのBさん、Cさん、Dさん、Eさんというふうに皆さんがそれぞれに合わせた形で利用できることによって、実績の参加者が増えることを、僕はやっぱり先ほどいう大きな地域の健康長寿でそして誰もが生きがいをもっていく、自分らしく暮らせる街づくりにつながると思いますので、ぜひ1回ちょっと大がかりなんですね、今いる参加者の方もちろん中心とした形で、利用者を中心とした形で今回もうちょっと現場実態に合わせた声を、今々どういう希望が実際その熟年者の皆さんの中にあるのか、アンケートでもいいし、様々な聞き取りでもいいしというのを1回ちょっと大がかりにやって、果たして区の、今の江戸川区のこのすばらしい取組みは高く評価するんですけれども、じゃあなぜ増えないという根本原因、それがただ単に団塊世代が個人的に意識層が強いからですよとかそういったところに答えをもっていかないで、だって現実的には熟年者の皆さんのおかげで増えているところもあるわけですよね。スポーツでも文化団体でも。そういったところは増えているわけ。そういった人たちは別にくすのきカルチャーもリズム運動も行かないし、くすのきカルチャーにも別に行っていない、くすのきクラブにも登録していないんです。だけど増えているんです。いろんな会が何百人どうだこうだというところありますから、だからそういった乖離、現場とその実態、実勢と乖離しないようなこれからの熟年世代健康長寿に向けてのさらなる取組みをぜひぜひ要望したいと思いますし、二元代表制という中では議会も当然それに対して同じ歩調を取っていく必要があると思いますので、ぜひその利用者の方の本当の実の声、生の声を広く聞き集めて新しい施策の充実に生かしていただきたいと要望いたします。よろしくお願いいたします。 ◎白木雅博 福祉推進課長 非常に前向きなご意見ありがとうございます。実際ご覧いただいた方もいらっしゃるかと思うんですけども、去年の基礎調査でも65歳以上で介護認定受けていないような元気な方々に、既存のいろいろな生きがい施策、どういうのに参加してみたいですかというアンケート項目がありまして、取らせていただいたところ、どれにも所属して余りやりたくないといった方が実は半数ぐらいいらっしゃるということで、既存のものにこう魅力を感じている方が少なくなっているというのはもう如実に表れてございます。ですので、ご意見いただいたとおりどういった形でその方々にアプローチしていくのか、これ課題として認識しておるところでございますので、何かそこにこう光を当てて、うまく今後の施策を展開していくような手がかり、積極的に研究してまいりたいというふうに思っております。よろしくお願いいたします。 ○竹平智春 委員長 ほかにないようでしたら、以上で本日の案件を終了したいと思います。  次に、執行部報告があります。  はじめに、福祉部、お願いいたします。 ◎白木雅博 福祉推進課長 改めまして、よろしくお願いいたします。  私から、報告事項2点ございます。  1点目は口頭でのご報告になります。お詫びということでございます。皆さん方へのおわびということでございます。民生・児童委員訪問調査票の紛失についてということでございまして、既に新聞報道されておるところでございますが、1月26日の日にプレスリリースさせていただいたものでございます。内容といたしましては、江戸川区とそれから社会福祉協議会が共同で毎年10月、11月に実施してございます江戸川区民生・児童委員訪問調査ということでございまして、主に75歳以上の単身、あるいは75歳以上の方のみ、あるいは障害をお持ちの方のみの世帯、さらには4月とか5月の医療ですとか介護サービスを受けていない方、そういった方々を抽出させていただいて、毎年民生・児童委員の方々に直接訪問調査を行っていただいておるところでございます。  今回の事案につきましては、その訪問調査、民生・児童委員の方々に行っていただきまして、それぞれから社会福祉協議会のほうに調査票を提出していただく流れになってございます。その中で、昨年の11月17日から25日までに民生・児童委員37人の方から頂いた調査票が紛失してしまったという事案でございます。紛失してしまった37名の方々が担当していた調査の対象のリストは911名の方の分でございます。これにつきまして紛失していると、なくなっているという事実が発覚した後、社会福祉協議会当然ですけども、江戸川区のほうでも現場ですとかいろいろな事務の流れ等々調査をさせていただいたところでございますが、今のところということではございますけれども、事務室や保管場所の施錠状況ですとか、それから事務フローを見させていただいた結果、誤って廃棄してしまった可能性が高いというふうに考えておるところでございまして、一応今の時点ではまだ個人情報が外部に流出したという事実は確認されていないところでございます。  先ほど申し上げた37名の調査票を出していただいた民生・児童委員の方々には、経過説明ですとか謝罪を行うとともに、個々の対応についてどのように行うかということについても、今、話合いをさせていただいているところでございます。当然、再発防止ということは図らなければいけませんので、事務フローですとか処理の方法について、いま一度社協もそうですし区も交えてどういった形がよろしいのか再点検をさせていただいている最中でございますし、何より一番大事なのは携わる職員一人ひとりがきちんと意識を持って取り組んでいただくというところでございますので、そちらについても研修ですとか勉強会、そういったものを通じて徹底をしてまいりたいというふうに考えておるところでございます。いずれにしましても、こういった事件起こしてしまいまして、本当に皆様方にご迷惑をおかけしたことについて、まずお詫びさせていただきます。  それから、2点目でございます。  2点目につきましては、お手元に書類を配らせていただいてございます。新型コロナウイルス感染症陽性者のうち自宅療養者を対象とした休日夜間365日の電話相談体制の確立というペーパーでございます。  内容といたしましては、その自宅療養の方々につきましては健康部のほうで日々の経過観察ですとか、あるいは万が一のときの相談体制というのは確立していただいてございまして、本当に体調の急変のようないわゆる報道されているような事態に対しては、体制は健康部のほうで組んでおるところでございますが、福祉部として今回既に既存の365日の相談体制ということで、医療面では医師会さんに休日夜間をお願いしてございます。また、介護の面での相談ということでは区内の2か所の熟年相談室に対して、やはり24時間の電話相談を既に請け負っていただいているところでございまして、その既存のスキームを活用させていただいて、陽性者の自宅療養者のうち、そういった体調急変ですとかそういったものではない、ちょっとここのところはワイドショーなんかも影を潜めておりますけれども、自宅療養者がこうなんでしょう、ものすごく心配になっちゃうような報道がかなり一時期ありまして、やっぱり漠然と本当に急変ではないんだけども大丈夫なのかしらというような不安を抱えた方がいらっしゃるんじゃないかというような思いから、既存のその医師会の相談、それから熟年相談室の相談で、そういった自宅療養の方々の漠然としたこう主に心の不安みたいなところを傾聴しながらこう寄り添って、解決までいかないかもしれませんけど相談に応じたいというところで、この既存のスキームにそこの自宅療養者の方を対象に加えさせていただいたというのがこのペーパーでございまして、実際に区内で陽性になった方々には個別にその連絡先というのもこう通知させていただくという方法で、今1月27日以降開設をさせていただいているというところでございます。  私からの説明2点でございます。 ◎坂本崇一郎 介護保険課長 介護保険課から1点でございます。  資料がございますけれども、新型コロナウイルス感染症感染者に係る在宅生活確保緊急支援事業についてでございます。こちらについては、年明けに緊急事態宣言が出てからコロナウイルス陽性となった高齢の方、ないし障害を持った方、基本的には入院となるはずの方ですけれども、この方たちが在宅でしばらく待たなければいけないというような事態が想定をされましたことから、緊急的に行わせていただいている事業でございます。  対象者としては、そういった形で在宅に残って何らかのサービスを必要とするような方ということでございます。3番の支援内容でございますけれども、そういった方のところにやむを得ず、陽性であるにもかかわらず訪問等のサービスを入るということはもともと想定されておりませんけれども、そうやって入っていただける事業者の方に対して報いる意味で、まず1点目は経費の助成ということで、危険手当といえばいいんでしょうか、その職員の方、ヘルパーさんだとか看護師の方に1回5,000円の手当を差し上げるための経費。それから2点目が用品、今日入らなくちゃいけないというときに、いろいろなものをフルセットで用意できるところは少ないと思いますので、ガウンですとかゴーグル、マスク等をこちらのほうでご用意をして、すぐに必要な数を支給をするというものでございます。そして3点目がPCR検査を受けたときに初診料等かかる場合がありますので、その当額を支給をするという3点セットでございます。利用までの流れについては、ケアマネジャーとよく相談をしながら必要性を見極めて入っていただくという流れになりますけれども、5番の事業費の見込みについては、この2か月ほどのために415万円ほど、障害・介護合わせて37人が出るのではないかという想定で、予備費を充用させていただいたところでございます。 ○竹平智春 委員長 次に、健康部、お願いします。 ◎小泉京子 健康サービス課長 健康部からは、新型コロナウイルスワクチン接種の実施についてということで、ご説明をさせていただきます。  お手元の資料をご覧ください。こちら目的でございますが、新型コロナウイルス感染症による死亡者や重症者の発生をできるだけ減らし、当該感染症の蔓延防止のため、ワクチン接種に必要な体制を整備するということでございます。2点目、江戸川区の役割としてでございますが、住民の方への接種勧奨、情報提供、相談受付、医療機関と契約、接種費用の支払い等、また医療機関以外の接種会場の確保等担っていきたいと思っております。3点目、ワクチンについてでございますが、こちらは想定されるワクチンは現在3種類となってございます。いずれのワクチンも、1人当たり2回の接種を現在のところ想定をしております。ファイザー社のワクチンが先行しまして薬事承認中でございますけれども、またそのような情報を取りながら情報をしっかり把握して、周知してまいりたいと思ってございます。4点目、区における接種体制についてでございますが、この中で区の本部機能につきましては、令和3年1月4日、山本副区長を本部長としましたコロナウイルスのワクチン接種推進本部を設立いたしました。旧平井第二小にコールセンターとともに一部本部機能を設置予定でございます。こちら2月になりましたので準備をしておりますが、3月1日稼働を予定しております。次に、接種順位及び通知の発送開始時期等についてでございますが、こちらは国が示しておりますスケジュールに沿って実施をしてまいります。先行優先は医療従事者、区としましては65歳以上の高齢者の方、基礎疾患のある方より順次接種を実施していきたいと考えております。  なお、65歳以上の高齢者の方への通知発送ですが、こちらは国の指示の下、3月中旬・下旬以降、接種に関しましては4月以降と想定してございます。実施期間につきましては、令和3年4月から約1年間を想定してございます。こちらは、現時点で全区民の方に接種ということで計画をしてございますが、ワクチンの性質ですとか供給状況によって変更がございます。65歳以上の高齢者の方への接種の場合は約2か月半で完了を予定しておりますが、対象者数約15万人の方、こちらの方の接種率、こちらは厚労省の想定でございますが65%と想定をいたしまして、19万5,000回の接種が必要と試算してございます。次に、接種の考え方でございますが、こちらは予約制と考えておりまして、かかりつけ医に協力医療機関となっていただいて平日の実施、また区のほうで特設会場としまして集団接種を土日で想定をしているところでございます。集団接種会場についてはこちらに記載のほか、歩いていける距離を想定して現在も会場については調整中でございます。また、個別接種を行う協力医療機関についても医師会の先生方等々と調整をしているところでございます。また、高齢者等の方で施設に入所なさっている方につきましては、施設外の接種も含めた想定をして改正を検討中ということになってございます。実施形態につきましては、事業者へ業務委託をする予定がございます。委託の内容につきましては、コールセンターの運営ですとか、接種券の印刷・発送、集団接種会場の運営等も検討しておるところでございます。周知方法につきましては、対象者の方への個別通知、区ホームページ、広報えどがわ等で3月1日以降随時更新していきたいと思ってございます。こちらの中では、ワクチンの効果、副反応についての情報をお伝えして、接種について対象者の皆様にご判断していただくように周知をしてまいります。事業予算につきましては、前回臨時会のほうでの審議をいただきました予算で計上をさせていただいているところでございます。 ○竹平智春 委員長 ただいまの報告について、何かご質問ございますでしょうか。 ◆伊藤照子 委員 今のワクチン接種なんですけど、何かこの間ちょっとお聞きしたときには、2月15日の広報えどがわというお話もあったような気がしたんですが、それは2月15日の広報にはこのワクチンについてはまだ掲載されないんでしょうか。 ◎小泉京子 健康サービス課長 前回のときには接種の期間が3月1日から12日の間に接種券の発送というような国の指示がございましたが、その指示が3月中旬から下旬というふうにずれてまいりましたので、なるべくそこの間を、お知らせから接種に向けての間を狭くするようにという国の指示もありまして、今回2月15日ではなく3月1日の広報でお知らせしたいということになってございます。 ◆伊藤照子 委員 あと、在宅生活確保緊急支援事業のところのサービス提供後のPCR検査なんですが、これが費用については無料で受けられるのかと、あと接種について事業所が自分らで予約しなきゃいけないのか教えてください。 ◎坂本崇一郎 介護保険課長 PCR検査については保健所と調整させていただいて、行政検査の形でということですので、そこを通さないと検査料取られてしまいますので、そういった流れになります。ただし、かかりつけ医等で受けていただいた場合にも初診料がかかる場合がありますので、その分についてこの事業で費用助成をするという内容でございます。 ○竹平智春 委員長 ほかにございますか。 ◆瀨端勇 委員 一つは、在宅でのこの生活確保緊急支援の件なんですけど、感染されて自宅の療養になった場合の介護の支援というのはあれですか、熟年相談室とかのところで委託をして電話の相談をすると。以前、去年の1回目の緊急事態宣言の頃だったか、常にそういうことを確保しておくわけにいかないだろうと思うんですけど、感染された場合に在宅での生活を支援するという体制を、例えばその介護の支援と、それからお子さんなんかいらっしゃる場合の保育の支援とか、そういう辺がどういうふうになるのかなという、保育はまた子育て支援ということですけど、担当が違うのかも分からないんだけど、その辺の感染された方の自宅療養の場合の支援の対策、それからやっぱり今回みたいにこう自宅療養がぽーんとこう増えてしまったような状況の下で、そうなる前が必要なんでしょうけど、やっぱりそういう方々を隔離といいますか保護する施設、もう区は独自に区立のホテルを借り上げたり、民間ホテル借り上げたりといったこと去年ありましたけど、今年は東京都がそういう対応を取って、そこへの支援ということで対応されたのかなと思うんですけど、そういう対策というのは、今後3波が今感染者が減少して、ちょっとまだ緊急事態宣言続いてますから予断許さないわけですけど、これが落ち着いていったとしても、やっぱり第4波ということがワクチンがうんと普及して集団免疫ができない限りは必ず起こるんじゃないかということを専門家も言っていますし、そういう点の準備というか、考えなどはどうなっているのかなということを一つお伺いしたいと思います。 ◎森淳子 福祉部長 今、瀨端委員さんおっしゃるのは、陽性者が出てその家庭で濃厚接触者の人が出た場合の支援というような意味でしょうか。  そういうことですと、もともと子どもに限らず障害者や高齢者がそのような状況に置かれるということはございます。それについては、在宅のサービスの方、それでも今まで十分な防御をして入っていただいていますし、また施設もショートステイなどという形でそういう障害の方とか高齢の方をお預かりしたというようなことはございますので、このようなサービスについてはこれまでもありましたけれども、これからもやっていく予定でございます。 ◆瀨端勇 委員 ちょっと去年あったような、区立のホテルの確保、民間のホテルの確保ですか、そういうのは今後はどうするんだろう。あんまり考えてないんですか。 ○竹平智春 委員長 ここでちょっとあれですね。そこはまた……。 ◆瀨端勇 委員 そういうことも必要になるんじゃないかなという、そういう要望というか意見です。  それからもう一つ、ワクチンの接種についてとPCR検査のことなんですけど、ワクチン接種は結局そうすると集団接種の会場と、これは各地域に1か所ぐらい設けて予定されるということのようですけども、それと個別の接種を行う協力医療機関ということで調整中ということなんですけど、これはよくいろいろ新聞とかテレビの報道で何とか何々区モデルとかいう形で診療所とか医療機関での接種を可能にするようなそういう取組みが報道されているんですけど、江戸川区としてもそういう体制で個別接種が行えるという見通しであるという理解でよろしいんでしょうか。  それからもう一つ、ちょっと今の説明にはなかったんですけど、やっぱり高齢者施設でのクラスターというか集団感染が非常にこう多いということで、希望する施設に対しては国が全額負担でPCR検査を従事者とかそれから入所者かな、の方々にプール方式の検査を認めて、国が支援というか実施をするという2月4日付で厚労省の通知が出ているというふうにお聞きしているんですけど、そういうことは江戸川区としてはそれキャッチをされて対策が取られようとしているのかどうか、その点ちょっと二つ教えていただければと思います。 ◎小泉京子 健康サービス課長 今の質問1点目のワクチンに関してでございますが、個別接種・集団接種双方で実施をしていくというところで今調整中ということでございます。また、それに関しましては、ワクチンの管理方法が今様々に問われているところですので、安全に接種ができるような体制をつくってまいりたいということで検討しているところでございます。 ○竹平智春 委員長 もう1点の質問はお答えできますか。 ◎石原詠子 健康推進課長 先ほどの高齢者施設のところでございますけれども、従来から江戸川区のほうでは独自で施設巡回PCR検査を実施しているところでございます。そちらにつきましては、2月3日現在で7,119人の方に実施しているところでございます。国のほうからの通知で、新たに居住居宅型のものとか全体についての計画というのが来ていることについては承知してございますが、担当は保健予防課長でございますので、ちょっと私詳細はこのところは把握してございません。 ◎坂本崇一郎 介護保険課長 今のPCR検査のところの補足ですけれども、東京都については、この2月4日の通知を受けて5日の日に通知を発出したようでございます。施設のほうに発出したようでございまして、特養と老健、それから介護医療院という大規模施設については東京都のほうで唾液による検査を行うと、利用者ではなくて従事者に対する検査を行うということのいわゆる希望調査を、今まいているところのようでございます。 ○竹平智春 委員長 よろしいですか。 ◆瀨端勇 委員 分かりました。 ○竹平智春 委員長 ほかにございますか。 ◆滝沢泰子 委員 幾つかあります。  最初の江戸川区社会福祉協議会の調査票の紛失ですが、これは911人の調査対象の方というのは調査をやり直す必要はあるのか、この911人の方にはどのようにご説明やお詫びをされていくのかというところを確認させてください。 ◎白木雅博 福祉推進課長 おっしゃるとおり調査をやり直さなきゃいけない方もいらっしゃいますし、そうじゃなく機械があってどういう回答したか分かっている方も37名の調査委員の方、大体な方にそれぞれおりますので、それぞれ今、先ほど申し上げたようにどういった形でその再調査も含めて対応していくか、民生・児童委員の方々とお話合いをさせていただいて、いずれにしても我々は、民生・児童委員の方々の普段の調査が、我々のやらかしてしまったことによってこう支障が出ないような、そういう配慮をしていきたいなというふうには考えて、協議をしているところでございます。 ◆滝沢泰子 委員 できましたら、どういうふうに、今いろいろ検討されているというところを次回の熟年者支援特別委員会等でまたご報告なりを簡単にしていただけるとありがたいなと思って。やはりこう、どういうふうにきちんとなったかということは共有していただけるとよろしいかなと思いますので、これは要望です。  すみません。新型コロナウイルス感染症陽性者自宅療養者を対象とした支援とか在宅生活の支援の関係なんですが、食料をたしか提供するというようなこと、東京都が予算をつける、つけないということがありましたが、江戸川区ではどうしていくのかということと、それから可能であれば確認なんですが、濃厚接触者の調査というのが一時ちょっと希望者のみみたいな体制に江戸川区としてされていたような認識があるんですけれども、その辺は元に戻して、濃厚接触者の追跡というの区として取り組むというところにこう戻していらっしゃるのかどうか気になるので、確認させてください。 ○竹平智春 委員長 2点ですけれども。担当は今日はどうでしょうか。お答えできますでしょうか。 ◎天沼浩 健康部長 1点目ちょっとよく分からないんですけど、2点目については濃厚接触者の特定・調査について、いわゆる疫学的調査と言われるものですけれども、どこから感染が生じて、その方がまたクラスターを起こさないように追跡の調査をするということについては、少なくとも江戸川区においては全くやり方を変えていません。踏ん張って、これは他部からの応援ですとか、それから派遣のナース、これも増員して同じ基準で引き続きやっております。何とか踏ん張れたということですね。最近また少し減ってきてほっとしていますけれども、依然として健康観察も含めて400名を超える人間の調査については引き続き行っておりますので、ご安心いただければと思います。 ◆滝沢泰子 委員 まだ所管が決まっていないか、あるいは所管外のこと聞いてしまって、すみませんでした。  在宅で陽性の方というのは、基本的に外に出かけるの難しい状態なので、食料品等の配送支援というのは必要性があるなと思って注目をしていたものですからお聞きしました。  濃厚接触者の追跡は続けていただいているということでよかったですが、緊急事態宣言、今回の宣言が出た中では同居家族でも一時行政検査を必ずしも受けなくてもいいということで何か紙、自分でこう症状がない方、無症状の方ということについては検査を受ける、受けないというところのこの資料が変わっていったということあったということでお聞きしていましたのでお聞きしましたが、無症状の方の検査推進も含めて、何とかこう体制を進めていっていただいて、感染拡大防止に必要なことだと思うのでお願いをします。  新型コロナワクチン接種について、すみませんこれ接種の順位等についてで確認なんですが、やっぱり医療従事者の方というのと併せて介護従事者についてどうするかという確認と、それぞれ医療従事者・介護従事者については、区内在勤の方もいれば、区外で在勤されている江戸川区民の方、それぞれ江戸川区に住んでいらっしゃったり区外に住んでいらっしゃったりということがあるんですが、その辺のそれは住んでいるところでそれぞれの従事者の方が受けるということになっているのかというあたりとかの整理も聞かせてください。  それから、コールセンターについてですが、これあくまでも予約についての問合せを受けられるところなのかどうか、ワクチンそのものについて安全性等や健康被害があった場合の対応とかといったところについても問合せを受けて、答えていただけるような体制になっていくのか、確認させてください。 ◎小泉京子 健康サービス課長 介護と医療従事者等、皆様の順位につきましては、基本的には国が示す方向で実施をしているところです。現在、高齢者の方への接種の通知の中には、実際、介護施設に入っていらっしゃる方もいらっしゃいますので、場合によっては介護の方と一緒に従事者の方も打つような体制を検討中ということが1点ございます。  区内・区外につきましては、原則としましては住民票のあるところで接種でございますが、医療従事者の方ですとか施設の従事者の方につきましては、今いる施設のほうで接種ができるような書類上のやり取りですとか手続きがございますので、それを進めてまいっているところでございます。  3点目がコールセンターにつきましては、予約の受け付け、簡単なお問合せを受けるところでございます。また、健康被害等々のご相談については、そちらに入ったものは本部のほうで職員が対応いたしまして適切にご相談、対応してまいりたいと思っているところでございます。 ◎天沼浩 健康部長 自宅療養者の配食サービスでございますけれども、これ第3波が始まりました10月ぐらいから区内の総合食料品店と詰めておりまして、ところが総合食料品店の本社意思決定が1か月かかりまして、昨年の12月から実は自宅療養者の配食サービスを始めてございます。スケールとしては200食ぐらいまでは出せるだろうということで今やっておりまして、正確な数字すみませんちょっと失念してしまいましたが、50食ぐらいは既に配食サービスを行っておるところでございます。なお、東京都のほうも都全体で配食サービスを始めておりまして、これも江戸川区が使えるということになっておりますので、これら内輪の話ですが、なるべく都のほうのを使おうということで今、これ区の負担になりますので、調整しながらやっているところでございます。 ◆滝沢泰子 委員 新型コロナウイルスワクチン接種のこの接種の順位ということに関しては、国が示すものに沿ってという理解になるので、そうすると、業界としての介護従事者ということは特にまだしっかりとした方針が出ているわけではない、業界からの要望というところだという認識なんだろうなというふうに理解をしました。  やっぱりこう情報、今日も委員会でこのように説明していただいて大変ありがたいと思っていますが、区民の皆さんとの情報共有を今後もお願いしまして、配食サービスについてはご丁寧なご説明ありがとうございます。その都が行っているものを、どういうふうに当事者の区民がこう利用できるかというところのあたりのお知らせのほうなども、ぜひ江戸川区にもお願いをしたいというふうに思います。 ○竹平智春 委員長 以上で、執行部報告のほうを終わりたいと思います。  次に、その他について、何かございますでしょうか。 ◆滝沢泰子 委員 すみません。これも新型コロナウイルス感染症のこの緊急事態宣言期間中の区の新たな取組みや拡充する取組みというところの中で、ちょっと気になったことがあるので、一言申し上げます。  江戸川区役所の職員の方が、なるべく食事について区内の飲食店からのものを利用するみたいな方針を出されているかと思うんですが、お一人おひとりの心意気としては非常にすばらしいというふうに思うんですが、これを区役所として指示的にというか、やっぱり区役所の職員というのは業務命令を受けて業務に従事する立場なので、こうやはりそういった特に食べるものというのは一人ひとりの健康とかアレルギーとかの問題もあるし、場合によっては信仰の問題もあるし、こう業務上というかその中でこう方針として取り組むというものなのかというふうに少し違和感を覚えました。その点の議論も踏まえて、そのようなこう発表をされているのかもしれないんですが、ちょっと率直に言ってそういった一人ひとりの食生活に業務上の方針で立ち入るようなものになっているように見える。見えるというかのところはちょっとこう違和感がありましたので、これについては一言申し上げたいということで、この場をお借りして意見を申し上げます。  飲食店の応援ということでは、ほかの自治体ですとか、例えば出前を取るときの出前の費用を自治体が助成するのとか、いろいろな取組みがあるので……。 ○竹平智春 委員長 滝沢委員、ごめんなさい。いいですか。ここ熟年者の話になりますので。 ◆滝沢泰子 委員 すみません。区の職員の方々が出席されている場ということで言わせてもらいました。何かちょっとこの間ずっと考えたんですが、やっぱり一言これは言ったほうがいいと思いましたので、この場をお借りさせていただきました。 ◎森淳子 福祉部長 関係ないということなんですけどいいですか。今のことに関してなんですけど、実を言うと福祉部の職員から、全庁的に区のためにこのコロナの体制の中で何かできないかということで職員からの発案で出てきたものです。もしもそういう一覧表があれば、普段はコンビニに買いに行っていたりスーパーに買いに行っていたりするのを、地元のお店に買いに行けるのにという発案がございまして、それを全庁の方でお話ししたところ、産業振興課のほうでその一覧、テイクアウトができるとか、出前ができるとかという一覧表を全庁ポータルに載せたと、それだけでございますので。すみません、熟年者支援でないところで。 ○竹平智春 委員長 よろしいですね。  それでは、今後の委員会でございますけれども、3月は令和3年第1回定例会中につき、当委員会の開催はございません。4月は26日(月)、午後1時30分に開会し、委員会調査概要作成に向けての意見交換を行います。今年度、当委員会の案件として取り上げた項目を机上に配付しましたので、参考としてください。次回の委員会では、これらの案件等に対する所感や意見、要望等をいただきたいと思いますので、ご準備のほどよろしくお願いいたします。  以上で、熟年者支援特別委員会を閉会いたします。                     (午前11時44分 閉会)...